世界に認められたオーパーツ、アンティキティラ島の機械をご存知でしょうか？

この機械は、1901年にギリシャのクレタ島沖で難破した船から引き上げられ、
長い間ただの石板と思われていました。
しかし、2016年になってそのおおよその機能が判明しました。

実は、このアンティキティラ島の機械は最古のアナログ天文学計算機だったのです。
発見から50年以上もの間、天体観測機のようなシンプルな設計だと考えられていましたが、
その想定を飛び越え、現代の技術に非常に近い技術が使われていたのです。

この驚くべき装置は、太陽と月の位置、月の満ち欠け、月食や日食、
さらにはオリンピック競技の日程まで正確に計算することができたと言われています。

2021年には、非常に正確な3Dモデルも作成されました。
このモデルは、非常に工学的にも美しいもので必見です。
興味がある方は、以下のリンクを参照してみてください。

参考：https://www.ucl.ac.uk/news/2021/mar/experts-recreate-mechanical-cosmos-worlds-first-computer

しかし、まだまだ解明されていないことも多くあります。例えば、この装置を作成したのは誰なのか、
なぜこのような高度な装置が作られたのか、古代の技術力はどこまで発展していたのかなどです。

このような新たな謎が解明されることは非常に楽しみですね。アンティキティラ島の機械は、
古代の人々の知識と技術に対する私たちの見方を変える重要な発見と言えるでしょう。
今後の研究の進展に期待したいです。