iTFlow

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iTFlowは、MRIのデータを元に自身で血流の解析とその可視化ができるソフトウェアです。流体力学や最新のコンピュータ・テクノロジーを利用することで、非造影の位相コントラストCine MRIのデータから心臓や血管内の流体を可視化(2D, 3D)し、さまざまな指標を定量的に評価することができます。

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症例紹介



従来の検査では発見できなかった先天性心疾患の患者様の問題点をiTFlow®を介して新たな情報を取得したケースです。 彼女はファロー四徴症の患者さんでした。 看護師として夜勤中に息切れすることがあり、仕事を制限せざるを得ずにいました。 板谷先生とiTFlow®との出会いが彼女の人生を変えました。

iTFlowの特徴

  • 心拍動を追跡
    心臓や肺動脈、大動脈のように複数の領域に分け、それぞれの動きを追跡することができます。
  • User friendly interface
    高い操作性
    Microsoft Officeに近いインターフェースの実装により、初めてでも扱いやすいソフトウェアになっています。
  • Configurable display
    自分好みにウィンドウをカスタマイズ
    2Dに注目したいときは2D viewだけ、3Dなら3D viewだけ表示するなど、作業に合わせてカスタマイズすることができます。Viewだけでなく、レイヤーやリボンメニューも好みに合わせて調整することができます。お好みに合わせてダークモードもお試しください。
  • Export your work
    様々な出力形式に対応
    作業が完了したデータは、画像や動画、STLやDICOMファイルなど、多くのデータ・フォーマットに出力することができます。ソフトウェア内で計測したデータは、Excelなどで作業がしやすいよう、CSV形式で書き出すことができます。

解析できる血流パラメーター

  • Energy Loss
    Energy Loss(エネルギー損失)
    心臓の負荷を定量するFlow Energy Lossを算出・可視化することができます。
  • Wall shear stress
                       
    WSS(壁面せん断応力)
    内皮への力学的なストレスをカラーマップで可視化することができます。
  • Streamlines
                       
    Streamline(流線)
    Streamline (流線) を可視化することで、血流の方向や速さを確認することができます。これにより異常な加速血流や、渦流の形を把握することができます。
  • Pathlines
    Pathlines
    血管内に仮想的に粒子を置くことで、心拍内の粒子の動きを確認することができます。Streamlineではその瞬間瞬間の血液の流れの方向を表示していましたが、Pathlineは血球の動き仮定して追跡することができます。
  • Helicity
    Helicity(ヘリシティ)
    大動脈内の血流は螺旋流によって効率的に血液を運搬しています。ヘリシティはその螺旋の強さを測定する指標です。
  • Vorticity
    Vorticity(渦度)
    渦度は、流れが渦の方向が時計回りなのか、反時計回りなのかを判別することができます。
  • AFI
    AFI
                       
    AFIは血流の停滞を評価する量を意味しています。AFIはManthaらによって提案された心周期の間にWSSベクトルが内皮細胞と一直線に並ぶ流れの停滞ゾーンを検出する指標です。彼らは傍脈絡膜動脈瘤のAFIを、動脈瘤を仮想的に除去し親動脈を再構成したうえでシミュレーションを行い、動脈瘤の発生部位にはWSSが比較的低く回転している領域、あるいはAFIが大きく負の領域が存在することを報告しています。(Mantha A, Karmonik C, Benndorf G, Strother C, Metcalfe R. Hemodynamics in a cerebral artery before and after the formation of an aneurysm. Am J Neuroradiol. 2006; 27: 1113–8.)
  • OSI
    OSI
                       
    OSIはWSSの時間的な変動を表しています。
  • RRT
    RRT
                       
    RRTは血流の停滞時間を表しています。
  • MotionTracking
    Motion Tracking
                       
    心臓の拍動に合わせてマスクが作成できます。
  •                  PCA
    PCA
    MRIから得られる流速の強さを表しています。
  • ValveTracking
    ValveTracking
                       
    弁での流量測定等ができます。
  • Vector
    Vector
                       
    3Dで血流のベクトルを可視化ができます。
  • Other measurement functions
    進化し続ける解析機能
    3D Vorticity、速度ヒストグラム、パスライン粒子計測など、研究活動に役立つさまざまな測定機能をご用意しています。新しい機能開発のリクエストにも応じておりますのでお気軽にご相談ください。

対応機種

4D Flow MRIを撮像できるMRI装置に制限なく対応しております。詳細はお使いになっている装置メーカーのご担当者様、もしくは弊社にお問い合わせください。

必須環境

  • OS
    Windows10 64bit (日本語または英語)
  • モニター解像度
    Full HD (1920x1080)
  • インターフェース
    ホイール付きマウス
  • CPU
    Intel® Core™ i5-9400
  • メモリ
    16 GB
  • GPUメモリ
    1 GB
  • GPU
    OpenGL4.0以上互換のグラフィックスカード

推奨環境

  • CPU
    Intel® Core™ i7-9700K
  • メモリ
    32 GB以上
  • GPUメモリ
    4 GB

Price

  • ソフトウェア・ライセンス
    アカデミック版と買切り版がございます。
    お気軽に見積をご依頼ください。
    *本ソフトウェア・サービスは薬機法未承認品です。試験研究等の目的に利用する場合に限り販売いたします。
  • 受託解析
    1件
    60,000円
  • 術前後解析
    90,000円
  • レポート修正
    10,000円~

Case Report

FAQs

  • 論文などを執筆する際、製品名やサービス名はどのように表記すれば良いか。
    論文やメディア等の外部媒体へ当社の製品及び解析サービスを執筆する際の推奨表記方法がございます。

    旧「iTFlow」の推奨表方法例: iTFlow® Ver.1.○.○ (Cardio Flow Design, Inc, Tokyo, Japan)
    現行「iTFlow2」の推奨表方法例: iTFlow® Ver.2.○.○ (Cardio Flow Design, Inc, Tokyo, Japan)

    ※現在お使いのバージョン番号はソフトウェアの「プロパティ」→「詳細」からご確認いただけます。
  • 2D Phase Contrast MRIの解析は可能か。
    可能です。エネルギー損失や流量は二次元の単位での解析となります。
  • 2D Phase Contrast MRIのメリット、デメリットとは。
    解析結果が2次元断面に限られてしまうため、例えば狭窄ジェットの中心軸を捉えられていないなど特徴となる流れが断面内に入らないと望んだ解析結果が得られません。一方、撮像にかかる時間が短く、4D Flow MRIのシーケンスが入っていない相違でも撮像できるメリットがあります。
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