初期の拡張心室内圧力差(IVPD)は左心室(LV)の心尖部吸引を反映しており、IVPDは心機能、特に左室のねじれと密接に関係しています。
この研究の目的は、IVPDが急性心不全(HF)のモデルで左室のねじれに関連しているかどうかを調べることです。
結果として、VFM解析でHFのIVPDを非侵襲的に評価は可能です。IPVDは左室のねじれ運動と密接に関連しており重度のHFでの心尖部吸引の損失を反映していると報告されています。

S Ido, K Masuda, S Yoshimura, H Tanaka, M Stugaard, "Loss of apical suction assessed by noninvasive pressure differences and twist in acute heart failure: a novel method using vector flow mapping", European Heart Journal, 42 (2021) https://doi.org/10.1093/eurheartj/ehab724.0150.