左心室拡張機能障害の評価は、慢性腎臓病(CKD)の患者にとって重要です。
初期の拡張期ピーク心室内圧勾配(IVPG)は、拡張期機能において重要な役割を果たします。
この研究の目的は、左心室駆出率が保たれた状態でのCKD患者におけるRPI(Relative pressure imaging)-derived IVPGを解析することです。
結果として拡張期初期でのflling phaseについて左心室中部から心尖部でのIVPGの減少が、駆出率が保存された心不全でのCKD患者で発見することができたと報告されています。

Yue Zhong, Yuyan Cai, Mei Liu, Wenjuan Bai, Fang Wang, Hong Tang, Li Rao, "Left ventricular diastolic pressure gradient and outcome in advanced chronic kidney disease patients with preserved ejection fraction", The International Journal of Cardiovascular Imaging, 37 (2021) 2663–2673.