罹患率と死亡率の主な原因であるうっ血性心不全（CHF）は、心筋梗塞（MI）の深刻な要因と考えられています。
この研究では、MI後の慢性CHFのラットモデルにおける心機能を評価を行うためにIVPG(心内圧勾配)の有用性を調査することを目的としています。
結果として、従来の心エコー検査と比較してカラーMモード心エコーから派生したIVPGは、長期MI後のCHFを診断および予測するための実質的な非侵襲的ツールを提供する可能性があると報告されています。

HM El-Husseiny, EA Mady, K Shimada, L Hamabe, T Yoshida, D Ma, AS Mandour, H Hendawy, K Sasaki, S Fukuzumi, M Watanabe, M Hirose, H Mizuki, K Takahashi, R Tanaka, "Intraventricular pressure gradient: a promising tool to predict the post-infarction chronic congestive heart failure in rats", European Heart Journal - Cardiovascular Imaging, Volume 23 (2022) https://doi.org/10.1093/ehjci/jeab289.390.