椎名先生らによる研究論文では、肺弁閉鎖症を伴う完全心室中隔欠損症（PAIVS）を持つ成人患者における右心の拡張期エネルギー損失（EL）を心臓の負荷として評価し、主要心血管イベント（MACE）との関連性を調査することを目的としています。
この研究では、PAIVSを持つ成人患者において、ELは右室の過剰な負荷を評価する上で右室の容積よりも有効な指標である可能性があると結論付けています。

Yumi Shiina, Kei Inai, Keiichi Itatani, Eriko Shimada, Michinobu Nagao , "Increased Diastolic Energy Loss Associated with Cardiac Events in Adults with Pulmonary Atresia Suffering from Intact Ventricular Septum", Magnetic Resonance in Medical Sciences, July 20, 2024 (2024) https://doi.org/10.2463/mrms.mp.2023-0130.