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iTFlow
iTFlowの血管抽出テクニック
2023.04.28miyazaki
miyazaki

iTFlowの血管抽出テクニック

(例)大動脈の形状抽出

①DICOMデータを読み込みしたら、SeriesのパレットからPボタンをクリックしSettingsのPhaseで収縮期の時相(血管がはっきりみえる時相)に合わせる。

Inked画像1

②①の設定をすると下図のような血管の輪郭がでていればよい。

画像2

③一番上のSegmentationのタブからThresholdを選択する。

Inked画像3

④大動脈だけ囲えるしきい値を調整する。

Inked画像4

⑤OKボタンを押して、3D側で下図のようになるとよい。

画像5

⑥Separateボタンを押して、対象の血管をクリックして(症例によるが基本はOptimalがよい)、OKボタンを押す。

Inked画像6

=> OKを押した後

画像7

⑦OKボタンを押すと下図のようになったら、Display3Dの中のMask Volume(Transparent)を選択すると3D Viewで血管を透明に表示する。

Inked画像8

=> 3DView

画像9

⑧血管の輪郭の沿うように3D View上で回転させながら不要な血管を除去していく。

画像10

※Mask Volume(Transparent)でのマスクを透明にした際に血管の輪郭を確認するのがポイントである。

画像11

⑨血管形状ができたらTracking Cineを実行し抽出が完了する。

Inked画像12

画像13

⑩あとはDisplay3Dのチェックボックスをクリックして血流の可視化ができる。

Inked画像14