The influence of inlet velocity profile on predicted flow in type B aortic dissection
B型大動脈解離の血流評価をCFDを使う場合は大動脈内の血行力学的環境を模倣する必要があります。したがって入口速度プロファイル(IVP)の選択は非常に重要です。しかしながら理想的なプロファイルが採用されることが多く、切開された大動脈の血行動態に対するIVPの影響は不明です。
この研究では、IVPの影響について(a)3方向(3D)、面方向(TP)、flat IVPで患者固有のデータ (b)非患者固有データの2つのシナリオで検討が行われました。
結果として、3D, TPおよびflat IVPはすべて、適度に類似した流速と時間平均WSSの結果が出ました。しかし圧力をより正確に予測するには、TPIVPを使う必要があると報告されています。
Reference
Chlöe Harriet Armour, Baolei Guo, Selene Pirola, Simone Saitta, Yifan Liu, Zhihui Dong & Xiao Yun Xu, "The influence of inlet velocity profile on predicted flow in type B aortic dissection", Biomechanics and Modeling in Mechanobiology, Published Online (2021) pages481–490.
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