大動脈弁閉鎖不全症(AR)について、治療適応のための決定的な評価方法はありません。
この研究の目的は、慢性大動脈弁閉鎖不全症患者のエネルギー損失(EL)が、従来の測定基準よりも明確に自覚症状について定量化できるかを評価することです。
結果として、VFMによって計算されたELは慢性ARにおける他の従来での測定基準よりも正確に患者の自覚症状を定量化できることを示していると報告されています。

Atsushi Kainuma, Keiichi Itatani, Koichi Akiyama, Yoshifumi Naito, Maki Ishii, Masaru Shimizu, Junya Ohara, Naotoshi Nakamura, Yasufumi Nakajima, Satoshi Numata, Hitoshi Yaku and Teiji Sawa, "Preoperative Left Ventricular Energy Loss in the Operating Theater Reflects Subjective Symptoms in Chronic Aortic Regurgitation", Frontiers in surgery, Published Online (2022) https://doi.org/10.3389/fsurg.2022.739743.