Low-flow perfusion technique for shaggy aortic arch
「低流量灌流」とは、部分的な血液除去により人工心肺を開始し、自己心拍出量を維持したまま超低体温に近づける方法です。
大分大学首藤先生らの研究では、弓部大動脈手術中に「低流量灌流」法を施行した12例(L群)と通常の体外循環を施行した12例(N群)の成績を比較しました。
結果として、低流量灌流法は、冷却過程において自己心拍出量を維持しながら、血流ジェットによるアテローム破壊を防ぐことで脳塞栓症を予防することができると報告されています。
Reference
Takashi Shuto, Hirofumi Anai, Tomoyuki Wada, Takayuki Kawashima, Kazuki Mori & Shinji Miyamoto , "Low-flow perfusion technique for shaggy aortic arch", SPRINGER LINK, Volume 72, pages 439–446(2024) (2023) https://doi.org/10.1007/s11748-023-01988-7.
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