Left intraventricular pressure gradient in hypertrophic cardiomyopathy patients receiving implantable cardioverter-defibrillators for primary prevention
心臓突然死(SCD)の従来での危険因子は、肥大型心筋症(HCM)患者への植込み型除細動器(ICD)の植込みによる一次予防を正当化します。しかしながら、従来のSCDリスクファクターの陽性適中率は低いです。
この研究の目的は、ICDを投与されているHCM患者での左心室流出路閉塞(LVOTO)または心室中部閉塞(MVO)を含む心室内圧勾配(IVPG)の上昇が、植込み型除細動器(ICD)介入を必要とするSCDおよび心室性不整脈の潜在的なリスク修飾因子であるかどうかを評価することです。
結果としては、ベースラインIVPG≥30mmHgが一次予防のためにICDを受けたHCM患者の間でSCDまたは適切なICD介入を経験するリスクと関係していること, また従来の危険因子である心室頻拍(NSVT)と組み合わせるとベースラインIVPG≥30mmHgがHCM患者のSCDリスクの潜在的な修飾因子となる可能性があると報告されています。
Reference
Kyoichiro Yazaki, Atsushi Suzuki, Tsuyoshi Shiga, Yuichiro Minami, Kotaro Arai, Kyomi Ashihara, Morio Shoda & Nobuhisa Hagiwara , "Left intraventricular pressure gradient in hypertrophic cardiomyopathy patients receiving implantable cardioverter-defibrillators for primary prevention", BMC Cardiovascular Disorders, Published Online (2021) .
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